空気を読む脳となろう系小説

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要約すると
セロトニン・トランスポーターが遺伝的に少ない日本人は
不公平に対して憤りやすい能の構造をしており
自らの犠牲を顧みず、正義のために
働こうとする傾向が強いそうである。

その最たる例が、大東亜戦争時における特攻とのことだ。


そう考えれば
かつて、水戸黄門大岡越前などの
勧善懲悪ものが受けていたのも頷ける。
今でも赤穂浪士の四十七士の物語が時代を越えて
年末によみがえるのもこのせいだろう。

最近、なろう系の小説や漫画が隆盛なのだが
それらの大半は、主人公が
異世界で転生して得たチートな能力を使って
大逆転と世直しを起こす物語が占めている。
現世の世直しを諦めた世代においても
不公平を許すまじとする遺伝子が機能しているのか
それとも、狡い手を使って
手っ取り早く成り上がろうとする
脱日本人的な流れのはしりなのか。

その考察にはやや興味を覚えるが
やはり娯楽には、小難しい理屈より
逆転のような爽快さが娯楽には必要と思う。