さらばマクネア


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現地4日、かつてテネシー・タイタンズボルティモア・レイブンズでプレイし、プロボウルにも3度選出されたクォーターバック(QB)スティーブ・マクネア氏が、テネシー州ナッシュビルで銃撃を受けて死亡しているところを地元の警察に発見された。36歳だった。


マクネアといえば、2000年のスーパーボウル
カート・ワーナー率いるラムズと対決し
僅差で敗れた試合が
多くのフットボールファンの記憶に残っていることだと思う。
7点差のビハインドで迎えた4Q、最後のプレー
同点のタッチダウンを狙ったショートポストパターンのパスは、
成功したもののレシーバーが、ゴール前直前で捕まり
数十センチの差で敗れた。


この時、彼とRBエディ・ジョージの組み合わせであれば
もう一度くらいスーパーボウルに出場できるだろうと
考えていたが、
二度と彼にチャンスは訪れなかった。


キャリアの終盤では、怪我に悩まされ
子供とキャッチボールができない体になりたくないと報じられるなど
毎年のように引退が取りざたされていた。


彼がトップとして君臨することができなかったのは
すべてを犠牲にしても勝とうとする意志が足りなかったのか
それとも運が不足していたのだろうか。
その答えはわからない。


ただ、家族の思いの彼にとって
最悪ともいえるエンディングを
形容する言葉はなく
ただ、ただ冥福を祈るのみである。