オランダGP


個人的には、250ccクラス以外リザルトだけでいい今年のmotoGP
シーズンも中盤戦に入り、早くもチャンピオンシップ争いがヒートし
motoクラスでは、ロッシ、ストーナー、ロレンソの3人に
絞られてきたと思う。


ケガによる不調を脱して、巻き返しを図っていたペドロサは
一列目からの好スタートを切り、トップが狙える位置にいながら
序盤でコケてリタイヤ。
彼のチャンピオンの可能性がなくなった訳ではないが
かなり厳しくなっただろう。


4年前、新人でランキング3位につけ、残り2戦で逆転チャンピオンの
目が合ったとき、何を血迷ったか、チームメートの
ヘイデンを撃墜してしまい、ホンダのタイトル奪還を危うくした。
この後、雑誌のインタビューでニッキーをリタイヤさせたことを反省しつつ
自分もチャンピオンシップを狙っていた故の失敗だったことを語っていた。


過去と今回のクラッシュをもってペドロサが
小心者という判定を下すつもりはないが、
焦っている時の彼は、かなりもろい。
今後、彼がチャンピオンになれるかどうかは、不利な状況でも
クレバーに振る舞えるかどうかだろう。


今年のチャンピオンは今回で通算100勝目を飾ったロッシが
もっていくと個人的には予想する。


さて、注目の250ccは、予選2番手スタートの青山博一
レースを引っ張ることを予想していたが、
スタートに失敗して6番手からのレースメイクとなった。
序盤は、デボンやシモンチェリと絡みつつ3番手にあがる
競った展開。
何度か、リアのタイヤが跳ねたり、流れたりとヒヤッとする場面があり
タイヤの持ちを心配したが、結局最後までタイヤはグリップを
失わなかったようだ。


レース中盤以降は、ポイントトップのバティストゥータと一騎打ち
残り数周で青山がトップに立ち、パティにぴったりつけられて
追い回されるような緊迫した展開になったが
最終ラップ、バティストゥータが連続コーナーの切り返しで
タイミングを誤り青山のマシンに追突リタイヤとなった。
ひょっとしたら、あのコーナーでパティ仕掛けるつもりだったのかもしれないが
痛い誤算となった。


これでポイントは逆転し、青山が13点差でリード
開発の止まったマシーンで、優速のアプリリア相手に
健闘にとどまらない活躍である。
大治郎以来のチャンピオン誕生に期待がかかる。














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