川島芳子


http://www.tv-asahi.co.jp/dansou/
夜テレビをつけるとたまたまテレビで
川島芳子の生涯を追ったドキュメンタリーを放送していた。
1948年に漢肝として処刑された芳子が
実は生き延びて、別人として天寿を全うしていたという。
処刑後、別人として生きた"芳子"に
育てられたという女性の証言や
周恩来のインタビューのビデオを根拠として
川島芳子生存説を支えていたが
どうも信憑性が薄いようだ。




数ヶ月前、新聞に川島芳子が生きていたというベタ記事が載り
日記でエントリーしようと思いつつ失念していた。
そういえば、 上坂冬子さんが

私が前述の書を出版するや、中国の師範大学の教授から翻訳許可の依頼があった。もちろん断ったが、まもなく『男装女諜・川島芳子伝』とタイトルをつけた訳本の一冊が送られてきて辟易(へきえき)した。彼女はスパイなどできる力量のある人物とは思えないと述べた私の本が、女スパイと題して中国で出版されたのである。ただし当時の中国は国際翻訳協定に加盟していなかったので打つ手はない。さらにこの訳本をもとに中国で映画化され、中国人でありながら日本軍の手先となった女として彼女のイメージが喧伝(けんでん)されている。


http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/081220/med0812200403000-n1.htm

と書いておられたが、視聴者や読者のウケを良くするためには
事実は二の次となるのが歴史モノの宿命なのかかもしれない。
歴史の真実はいずこへ
満州国ーこの国にとってもはやフィクションと化してしまったのだろうか。