京都と共産党

7日付の産経新聞に面白い記事が載っていた。
先日の京都府市長選で、共産党の推す候補が
あわや当選という事態になったのは、
京都に渡来人の末裔が多いからだという。


曰く、
疫病などの風土病が多い熱帯地域は、
免疫の強いDNAを受け継ぐの有利な強者生存のシステム、
一夫多妻、一妻多夫が多く
疫病の影響がさほどない寒冷の地方では
一夫一妻の平等なシステムが支持された。
渡来人は、遺伝子的にこの平等なシステムが備わっているので
平等を掲げる日本共産党の主張を受け入れるのだ、と。



この意見は、書いた本人が言っているとおり信憑性は薄い。
しかし、話のネタとしては大変面白いと思う。
ただ、個人的には京都大学の影響がとても大きいのではないかと思う。



京都と京都大学の歴史に疎いtacaQだが
先般の改憲手続き法を巡る一連の抗議で
「19年生きてきて今までこんな悔しいことはなかった」と
宣わった京都大女子学生がいたことや
戦後、GHQによって急進的な左翼思想を信条とする教授らが
多く採用されたと伝え聞く。
これも、明確な根拠があって云っていることではないが
京都大学の存在が、共産党と思想と化学反応を起こし
反保守的な支持基盤を広げたのではないだろうか。
もっとも、左翼教授の影響云々を云うならば
隠れ天皇廃止論者と云われる南原繁が戦後率いた東大と東京が
共産党をもっと支持していいような気がしないでもない。





平安の昔は、源氏物語のような夜這い婚の風習があった古都京都
昔ながらの伝統を色濃く残す超保守的でイケズの京都
明治以降、明治天皇の東遷後も、そのお還りを待つづけた王城京都
天皇制廃止を主張する共産党を支持する京都
存外、天皇陛下を東京に奪われたことが悔しくて
共産党を支持していると云うのは穿ちすぎだろうか。





イケズの構造

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