女の涙


前回のエントリー同様、BBSからのネタを
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20080110

ニューハンプシャーはヒラリー陣営にとって鉄壁の票田であり、昨年末の時点でもオバマ陣営に圧倒的な差をつけており、ここで負けることは彼女にとって考えられない州であったのです。
すると今度の開票結果は、ヒラリー氏が逆転勝利したわけでもなんでもなく、オバマ氏に大差を縮められたと言うメディアの解説とは異なった情景が見えてきます。
ヒトもカネも注ぎ込んで勝利が約束されていた金城湯池、しかしそこでも不利という「世論調査」のデータ、そりゃ思わず泣きたくもなりましょう。

ニューハンプシャーでのヒラリー・クリントンの勝利は
逆転勝ちではないのではないか、ということを泥酔論説委員の日経の読み方が指摘している。
メディアの報道では、ヒラリーの涙が同情票を誘って
逆転勝ちしたというものがほとんどだったが、
涙一つで得票が本当に左右されるのであれば
民主主義ってなんだと悪態の一つでもつけたくなる。


もっとも、自分は民主主義なんてものの恩恵は認めるものの
その効用は信用してはいない。


民主主義とは何なのか (文春新書)

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