ブレッドソー引退


http://www.nfljapan.co.jp/season/news/070413_01.html

1994年にはリーグ新となるシーズンパス691回試投を記録、またリーグ記録の1試合パス70回試投、45回成功を保持するなど豪腕を武器にリーグで一時代を築いたQBドリュー・ブレッドソー。  QBドリュー・ブレッドソーが引退を発表した。35歳のブレッドソーは、1993年にドラフト全体1位でワシントン州立大からニューイングランド・ペイトリオッツに入団。2001年までペイトリオッツ、02年から04年までバッファロー・ビルズ、05、06年とダラス・カウボーイズでプレイしていた。恵まれた体格と強肩から繰り出されるパスを武器に、彼はプロ14年間でリーグ歴代7位となるパス通算4万4,611ヤード、歴代13位となる251TDパス、歴代5位となるパス成功数3,839など輝かしい記録を残し、プロボウルにも4度選出されている。ペイトリオッツ時代の1996年にはスーパーボウルに先発出場したが、グリーンベイ・パッカーズに敗れている。


昨季のブレッドソーは開幕6試合に先発したが、翌週からトニー・ロモにエースQBの座を奪われそのまま2番手QBとしてシーズンを終えていた。将来の殿堂入りがほぼ確実な成績を残しているブレッドソーは、「自分の愛するフットボールを多くの偉大な選手たちとともに、多くの素晴らしいファンの前で長い間続けることができたのは幸運で名誉なことだったと感じている。NFLのフィールドに初めて立った時、子供の頃の夢を満たすことができた。NFLは、私を一度も失望させることはなかった。私は良い健康状態で、笑顔とともに引退する。今秋は自分の試合の代わりに子供の試合を見て過ごすつもりだ。人生の新しい章の始まりに興奮している」と語っている。プロ14年間で通算193試合に先発したブレッドソーだが、ペイトリオッツ、ビルズ、カウボーイズの3チームとも最後は先発QBの座を奪われる形でチームを去っている。


記事には3チームとも先発QBの座を奪われる形でチームを去った、と
紹介されているが、やはり印象的だったのはペイトリオッツ時代である。
前年に7年の大型契約を結びフランチャイズQBとして
NEでキャリア終えるだろうと本人のみならず誰しもがそう予測した筈だ。
しかし、ケガによって先発の座を明け渡し、傷が癒えたとき
QBはブレディが揺るぎないものにしていた。



大学時代はQBしては大型な体格でタックルにきたLBを
逆にはじき飛ばしたことがあると語っていたブレッドソーは
その恵まれた体格でNFLにおいて一時代を築いたのは間違いない。
彼の残した成績からして偉大なQBだったといっていいだろう。
だが、彼は決してベストなQBとなることはなかった。


チャンピオンになれなかった理由として考えるられるのは二つ。
一つはチームに恵まれなかった。
もう一つは、彼に何かが不足していた。
不足していた何かを問われれば大変心許ないが
何かが彼不足していた。