防衛省昇格

今日、防衛庁防衛省になる。長く「庁」だったことには、軍が暴走した昭和の一時代への深い反省が込められていたはずだ。年ごとに昭和が遠くなっても、その反省だけは、遠いものにしたくない。
平成19年1月9日付朝日新聞天声人語

http://www.asahi.com/paper/column20070109.html


朝日新聞の心配を地でいくような訓辞を期待したのだが・・・

間章生防衛相の防衛省昇格記念式典での訓示要旨は次の通り。
 国民の期待と信頼に応えていくためには、防衛省は名実ともに政策官庁として脱皮していく必要がある。本省の内部部局や地方組織など全般にわたる組織改編を行い、政策機能の充実、強化と地域との接点の拡充を図っていく。
 防衛政策の基本などは省移行後も変えてはならない。シビリアンコントロール文民統制)の仕組みを通じ、諸君の任務は国民の負託に基づいており、行動は国民に対し責任を負っていることを十分認識してもらいたい。

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007010901000229_Detail.html