ポルトガルGP


250ccとmotoクラスは最終週までもつれるテールトゥノーズの接戦で
最後まで気の抜けない白熱したレースだった。


250cc
前戦の日本で勝利した青山と逆転でチャンピオンを狙うドビツィオーゾ、
初優勝を狙うアンジェリスの三つ巴の争いで終始展開し
残り5周を切った頃から、青山とドビツィオーゾのバトルが白熱
コーナーごとに順位が替わる目まぐるしい展開で
最終周3位まで一旦は順位を落とした青山が
最終コーナーまでにトップを走るドビツィオーゾのスリップにつけて
最後の直線でスリップストリームを使って追い詰める。
しかし、僅かに届かず二位でフィニッシュ。



motoでは、ポイントをリードするニッキー・ヘイデン
序盤トップをとったロッシを追撃しようとした矢先に
チームメートのペドロサの転倒に巻き込まれて無念のリタイヤ。
当然のことながら怒りまくるニッキー。ちと哀れ。
ライバルが消えて余裕のロッシだったが、
気温が低かったせいか、ペースがなかなかあがらず
終盤、トニー・エイリアスとロバーツJrに追撃を許す。
ここても三つ巴の戦いに突入してもつれにもつれる展開。
一旦トップにたったエイリアスだったが、何故かロッシにあっさりトップを譲るも
ロバーツには、接触せんばかりにコーナーで被せる。
解説していたノリックは「まるでロバーツには抜かせてたまるかって感じ」と表現していたが
そんな不可解な走りをみせるエイリアスは最後までもりあげてくれた。
ファィナルラップの最終コーナー、ロッシの背後につけたそのエイリアス
スリップを使いロッシのほんの少し前に出てチェッカーを受け、
0,02秒差でmotoクラス初優勝を飾った。
レース後のヒーローインタビューは「もう1周あると思ってた」ととぼけたコメントだった


レース中にファステストラップを更新した玉田は、たなぼたとはいえ5位でフィニッシュ。
終戦に期待できるかもしれない。