チェンミン


何故か、チェンミンのコンサートが
すぐそこといってもいい深谷の会場で
開かれるということで1か月ほど前に予約していた。


人間の肉声に近いといわれる二胡の調べ。
それを奏でるチェンミンの演奏を堪能してきた。


前半の一部では、空をイメージした現代風を曲中心に演奏したのだが
彼女がノースリーブの衣装を纏っていたため、
上方から照らされる細い両腕が青白く照られ
さながら翼を広げた鳥を演じているようだった。
あるいは、幻想的な曲の調べにあてられたかも知れない。
二部ではアジア的な音の響きをもった曲が演奏され
どこか見知らぬ街角を旅するような雰囲気を味わいながら
心地よい調べに心が解放されていくのを感じた。


深く美しきアジアの旅ーそんな夢の微睡みにも似た風を感じた2時間だった。


恋衣

恋衣