届かなかった1ヤード


NFLが先週の金曜に開幕し、tacaQが贔屓にしている侵略者レイダース
ベリチックに忠誠を誓った愛国者ベイトリオッツの壁を突破することができなかった。
無念である。
修正すべき課題は多いが、試合を重ね、チームとしての進む方向がまとまれば
なんとかなるんじゃないかなと楽観的に予想している。
昨年比べて駒は確実に揃っているし、のびしろが期待できるメンバーだと思う。
そう、シーズンは始まったばかりだ、プレーオフまでまだ時間はある。



今日は、チーフスvsジェッツとスティーラーズvsタイタンズの試合を放送していた。


怪我により引退が囁かれていたタイタンズのマクネアだが今年もプレーを続けるようだ。
彼を見るたびに思いだすのがの2000年のスーパーボウルのことである。
カート・ワーナー率いるラムズと戦った時が、シーズンMVPを受賞した2003年と並んで
彼のキャリアのハイライトだったのではないかと思う。
スーパーボウル、最後のプレーで同点を賭けて投げた彼のバスは、
成功したもののレシーバーの前進がゴール前で30センチ前で止められてしまい
タイタンズは、ラムズに僅差で破れた。
たった30センチの差で彼はチャンピオンの座を手に入れることができなかったのだ。
翌年、再起を期したもののプレーオフでは、スペシャルチームの不調からレイブンズに破れ
その後も彼のチームはスーパーボウルロードを駆け上がることはなかった。
開幕戦の戦いぶりを見る限り、今年もスーパーはおろかプレイオフ進出すら危うい。


多くの才能あるプレーヤーがスーパーボウルに到達することなく引退することを思えば
彼は幸運な部類のプレーヤーに入り、ここで引退してもNFLでは成功者と見なされる。
だが彼は満身創痍に近い状態で現役を続けることを選択した。
余人にはその胸中は容易に伺うことはできないが、
一つだけいえることは、彼はチャンピオンになることを欲している。


スティラーズの三番手RBパッカーに縦横無尽に走られて、
敗北から彼のシーズンは始まった。
才能があってもチャンスは巡ってくると限らないが
巡ってきたチャンスを掴むのは才能と実力である
とテレビの前でなんちゃってフットボーラーは思う。
マクネアにいつか二度目のチャンスが訪れることを願いつつ




Ready set hut hut・・・