低能者の独り言

教えが効果を発揮するのには、教え手のみでなく教わる側の資質も重要になる。


「ローマ人の物語塩野七生


ネット巡りをしていたら、こんな記事を見つけた

1932年、長崎県の女性を「カフエーで働くいい仕事」と
「だまして」中国上海の日本軍「慰安所」に連れて行った日本人斡旋業者に、
刑法に基づき「有罪」とした最高裁判決(大審院1937年)を発見公表した。


「慰安婦」は「強制連行ではない」との主張を覆す資料を発見した(朝鮮新報)

リンク先の記事を読んで、素直に日本人は戦時中朝鮮人女性に慰安婦
強制したという結論に行き着く人は少ないと思う。
こんな記事を読むと、先の米大統領選挙でブッシュに投票した州はIQが低いとか
ブッシュよりケリーに大統領になって欲しかった東大生とかのアンケートが
論理的に見えてくるから不思議である。


自分も他人の言葉を曲解したり、ねじ曲げて解釈したりしたことがなかったわけではないが
こじつけにも似た論理には辟易させられる。
せいぜい自分も、こじつけには注意することにしよう。



慰安婦問題など未解決な問題が多く
戦中、戦前の日本の植民地支配について、肯定的な意見を述べるとあちこちでかしましいが
日本の植民地支配が悪いことだけだったとは思わない。
植民地支配の間に処刑された人間の数を単純に比較すれば
朝鮮より統治の苛烈さが伺われる台湾であるが、
彼の地は朝鮮より親日である。
それは、善意や施しが、受け取る側にとって必ずしもブラスにならないのと同様に
同じ行為でも、受け取る側の資質次第で恩になり怨になる故だと思う。
そうしたことを当事者でないtacaQが断言することに多少のはばかりを覚えるが
今ある問題はそこに根があるような気がする。


イラクを戦前の日本に準えることにブッシュに一抹の嫌悪感を示しつつも
彼を支持する低いIQのtacaQは、そう考えるのだが
それは差別主義者のこじつけに過ぎないだろうか。