2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ひこうぐも

「撃墜王小林照彦陸軍少佐の生涯」 と副題が添えられたある軍人の記録。 執筆したのは、彼の伴侶小林千恵子夫人で お見合いからの出会いと 不慮の事故による別れまでが 感情豊かに綴れている。 見合いから始まった二人の営みは 茨城の鉾田からはじまり、満州…

耶律楚材

陳舜臣の歴史小説。 チンギス・ハンが擡頭する少し前、 中原を制していた金は 国運を急速に傾けつつあった。 金の滅亡を予期した宰相耶律履は 三男を楚材と命名する。 それは、楚の人材が外国の晋で 重用されたことで生まれた言葉、 楚材晋用にちなんだもの…