2003-05-01から1ヶ月間の記事一覧

晏子

久々に宮城谷作品を読了 古代中国春秋五覇の時代、恒公を輩出した斉において、 他国から亡命してきた一族である晏氏から、 傑出した二人の親子が登場する。 この物語を読んで、ふと思い出したのが司馬遼太郎の「国盗り物語」である。 親子二代にわたる物語な…

風の陣

「火怨」の高橋克彦の小説 時代は、「火怨」のおよそ一世代前 蝦夷の土地、陸奥小田郡で見つけた砂金を 丸子宮足が朝廷に献上したところから物語が始められる。 大仏建立のために「黄金」を喉から手がでるほど欲する朝廷は 陸奥への支配強化を虎視眈々と狙う…